3ヵ月でスピーディに高く売却!?マンション売却のコツとは

不動産トピックス

マンションを売却する際には、「いくらで売れるか」「どれだけ高く売れるか」など価格に意識が向かいがちです。もちろん売れる金額を意識することは重要ですが、売却期間についても同じように意識してみましょう。

マンション売却の媒介契約は3ヵ月が基本で、売れ行きが悪いと6ヵ月、9ヵ月、1年と長期化していくことになります。販売期間が長期化すると、売り出し価格と成約価格の乖離が大きくなってしまうため、最初の3ヵ月で売り切ることも重要なのです。

今回は、マンションを3ヶ月でスピーディに高く売るためのコツについて考えていきましょう。

物件査定は複数の不動産会社に依頼しよう

マンション売却は、自分のマンションがいくらで売れるのか、不動産会社に売却査定を依頼することからスタートします。

売却査定は、必ず複数の不動産会社に依頼するようにしてください。その際、大手不動産会社から1社、地元で評判の中堅不動産会社から1社、インターネットを積極的に活用する不動産会社から1社というように、異なった特徴を持つ不動産会社を選択することをおすすめします。

不動産会社は、周辺の成約事例や現在の売り出し事例などを元に、その時の市況や抱えている購入希望客の状況などを考慮し、マンション査定額を算出します。

「タワーマンションが得意」「土地の取り扱い実績が豊富」「そのエリアに強い」など不動産会社ごとに得意不得意がありますので、異なる特徴を持つ不動産会社に査定を依頼することで、依頼すべき不動産会社がはっきりしてくるのです。

このとき、売却依頼を獲得したいがために、根拠のない高額査定を提示してくる不動産会社もあるので注意しましょう。「査定金額」=「売却金額」ではありません。あくまでも「売り出し価格」を決めるための参考値ですので、査定額そのものよりも査定根拠の方が重要なのです。

査定価格の根拠があいまい、説明できないといった不動産会社には仲介を依頼してはいけません。

相談しやすい、丁寧でわかりやすい、業務知識が豊富な担当者を選びましょう

売却査定の担当者が、そのまま売却活動を担当するケースが多いので、最初の段階から「相談しやすい」「丁寧でわかりやすい」「不動産関連知識が豊富」という3つの視点で担当者を見極めていきましょう。

一旦担当として決まってしまうと、簡単に変更することは難しくなるため、早い段階での見極めが大切になります。

とにかくいろんなことを質問してみましょう。「相談しやすい」雰囲気を持っているか、「丁寧でわかりやすい」説明ができるか、「不動産関連知識が豊富」できちんと根拠を示すことができるか、といった点がポイントです。

若手よりベテランが安心と考える方もいるとは思いますが、一概にそうとも言い切れません。もちろんベテランの方が経験値では上ですが、熱意やフットワークでは若手も負けていません。難しい質問に即答できなくでも、きちんと調べて回答してくれる丁寧さがあれば問題ありません。

実際に売却活動中は、購入希望のお客様を案内することにもなりますので、担当者の身だしなみ、話の分かりやすさ、丁寧さは重要なポイントです。

不動産仲介は人と人をつなぐサービスですので、あなたが感じた印象は購入希望のお客様も同じように感じるはずです。「この人なら安心して任せられる」という担当者を選びましょう。

マンション内での競合は避けましょう

同じマンション内で、あなたの部屋以外に同時期に売り出されている部屋があった場合、どのように対処するのがいいでしょうか?

購入検討者にとって、同じマンション内の部屋は明らかな比較対象です。間取りや広さ・方角などに差があったとしても、立地、築年数は同じで、管理状況などもほぼ同一条件となります。

このようなケースでは、ほぼ間違いなく価格競争が激化します。想定以上の値下げを余儀なくされることもありますので、時間に余裕があるのであれば、一度売却活動を中止し、販売時期をずらすことを検討してみましょう。同じマンション内での競合を避ける意味でも、余裕を持ったスケジュールで動きたいものです。

売り出し前のリフォームより、ハウスクリーニング

売却前に少しでも綺麗な状態にするために、大掛かりなリフォームが必要でしょうか?実は、答えはNOです。購入する側の立場で考えると、自分好みにリフォームしたい人も多く、好みでないリフォームはマイナス要因になってしまいます。

リフォームで価格が上乗せされているマンションよりも、多少古くても安い価格で買えて、自分好みにリフォームできる物件を探したいといのが、買い手のニーズです。

また、リフォームは売り手側にとっても大きなリスクとなります。200万円かけてリフォームしたとしても、そのまま売却価格に200万円上乗せ出来るわけではありません。中途半端にリフォームをすると、していない箇所との差が生まれて逆効果になる場合もあります。リフォームの代わりに、ハウスクリーニングをしておくことをおすすめします。物件の立地条件が良くても、部屋の中を見てがっかりされると成約率は下がってしまいます。また、汚れや補修を値引き交渉の材料にされてしまうことも避けたいところです。

購入検討者の印象を良くし、スピーディに売却するためにも室内を綺麗にするハウスクリーニングは有効です。部屋の広さにもよりますが大体10万円前後がハウスクリーニングの相場となります。売却前に、一度ご検討ください。

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